春の里山歩くと登山道わきの樹木に絡みついて生きているツタ性の植物を見つけることができます。
秋になると大きな紫色の実をつけるアケビもその一つです。
アケビの葉っぱを見ると三葉のミツバアケビと五葉のアケビがあることに気が付くかもしれません。
雌花の色が少しエキゾチックというか、妖艶な色合いなのはミツバアケビです。そして雌花がクリーム色の落ち着いた感じなのが五葉のアケビです。
雌雄同株ですが、雌雄別々に花を付けます。
アケビの実はというとこれからやってくる暑い夏に成長していくのでしょう。実は食べることができます。種を包む白い果肉(胎座)は甘く、種の回りのプルプルしたものはエライオソームと呼ばれて、鳥や動物による種子散布に役立っているようです。
しかし、正直なところたわわに実ったアケビを山で収穫した記憶がないのです。山の住人に先を越されているのでしょうか。
アケビの蔓で編んだかごとかも味わいがありますね。
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