2021年の夏山登山に期待を込めて高山植物も紹介していきたいと思います。
2020年の夏は北アルプスの山々を飾る白い花はひっそりと咲いていたことでしょう。自然の営みは登山者には関係なく生き物と共に生きていますね。
アルプスの高山を歩いていて目に入る白い花といえチングルマをあげることができます。
バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木の高山植物です。
雪田や雪渓の周囲に群落をつくります。白い花はシーズン初めからお盆くらいまで雪が消えるのに合わせて咲いていきます。ですから、花の盛りから種までを同時に見ることができます。
花は太陽の動きに合わせて動き、ヒラタアブも忙しく働きます。
チングルマはバラ科の落葉小低木です。北アルプスの高山で地表が露出する短い夏の季節、虫たちにとっても忙しい季節です。
マルハナバチも忙しいです。
花を終えると白髭のような長く毛に覆われた小さな種が目立つ姿を現します。風にそよいで風車のように見えることから「稚児車」に見立てたところから「チングルマ」と親しまれる和名がついたといわれます。
しっかりと登山装備を背負って頑張った後の高山植物との出会いは感動しますね。いつでも出かけられるよう、日頃の運動を忘れないようにしましょうね。
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